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INTERVIEW

放送事業部(ラジオ番組制作担当)

中村 孝志さん

1994.4月入社

「空気感」や「行間」を伝える面白さ

ー中村さんは今回のインタビューシリーズで唯一の管理職、唯一のプロパー社員です。そのあたりのことも踏まえて色々お話をお伺いできればと思っています。よろしくお願いします。

中村:よろしくお願いします。緊張するね。笑

ーまずは今の仕事を志したきっかけや、入社された経緯を教えてください。

中村:中学生の頃、地元で神楽をテレビ中継している現場を間近で見る機会がありました。中継車の中でモニターや多くのスイッチを前に操作している姿を見て、映像や音響の機材に興味を持つようになりました。高校では電子科で電気、電子回路のことを学び、憧れていた、TV業界(映像、音響関係)の仕事に就きたいなと思っていたところへ、RSKサービスの求人があったんです。その求人は別の事業部の求人だったのですが、会社の業務内容にPA(音響)業務があるのを見て、面接でその仕事への熱意を伝えたことが功を奏したのか、企画事業部の音響部門に配属してもらうことができました。

ー入社から現在までの業務内容を教えていただけますか?

中村:入社してからは16年間、企画事業部でイベント音響を中心とした業務に携わり、2010年からは部署を異動して、放送事業部でRSK山陽放送のラジオ番組制作を担当しています。 主にディレクターというポジションで、番組の企画作りや構成、ネタ探しなど、どうすれば聴取者の方の心を動かす番組が作れるのかを考えて制作しています。できるだけ、あまり人任せにせずに自分が外に出て取材するなど、空気感が伝わるような番組を作るため日々頑張っています。

ー番組作りで特に心がけていることはありますか?

中村:先ほど言った空気感を伝えるというのもそうですが、やはり親近感を持っていただける番組を作りたいと思っています。ラジオを聴いていて「力をもらった」とか「一つ学んだ」とか、聴いてくださる方に何か一つでもそういうものを残せる放送をしたいですね。あとは、どうすれば番組のパーソナリティを活かせるか、という部分も考えていますね。

ー放送事業部の仕事の面白さ、醍醐味はどんなところですか?

中村:放送事業部の魅力=ラジオの魅力でもあると思うのですが、ラジオの魅力というのは、他のメディアと比べても聴いてくださる方との距離感を近く感じてもらえることだと思います。音だけでも「空気感」を伝えることができる。視覚に訴えない分、聴いている方の想像で補っていただく部分が多いのも逆に魅力だと思います。もちろんラジオでも報道の場合は事実を正確に伝えることが大切ですが、基本的に「画(え)」はその人に想像してもらうしかないので、そういう「行間」みたいなものを含めて届けられるのが面白いところだと思います。

ーたしかに情報過多の気がある今の世の中で、ラジオは受け取る側の自由度が高いメディアですよね。

中村:あと個人的には企画事業部でイベント音響に携わっていた時もそうでしたが、生放送や公開録音など、その場で聴いてくれている方の顔や反応を見られるのはやりがいになりますね。ちなみにRSK山陽放送はローカル局の中では生放送の割合が多い局なんです。そこはラジオというメディアの使命でもある、災害対応などにも強みとして活かせる部分ですね。

ーちなみに最近担当した中で印象に残っている企画はありますか?

中村:岡山県内の小学生が歌う校歌や合唱を録音する企画です。小学校の中にはもう閉校になる学校などもあり、閉校式では、児童と卒業生そして、地域の方が一緒に小学校の校歌を歌います。ピアノの伴奏に合わせて歌う最後の校歌斉唱は、みんなの思い出が詰まった感動的な歌声でした。その校歌を録音し、放送できたことはもちろんですが、形にして残すことで、その時の思い出が蘇ってくる…そんな仕事に携われていることに喜びを感じました。

ー1日のスケジュールはどんな感じですか?

中村:朝の番組を担当しているので、
AM5:00 出社~ニュースの選定・打合せ
AM7:00~10:00 生放送
AM10:00~14:00 事務処理・次回打合せ・企画作成など
日によって違いますが、だいたいこんな感じですね。

ー職場の環境はどうですか?

中村:放送事業部が他の部署と一番違うのは、RSK山陽放送のオフィスで仕事をしていることですが、放送事業部内はもちろん、RSK山陽放送の方々ともフラットに話せる環境ですし、現場は会社の垣根を感じることもなく、信頼しあえていると感じています。(信頼がないといい番組は作れませんよね。)

ー休みの日はどのように過ごしているんですか?

中村:子どもと過ごすことが多いですね。最近は日曜大工したり映画を見に行ったりもします。これ、最近作ったうさぎ小屋です。笑

ーすごい!

中村:あとは地域のイベントごとをお手伝いしたり、ボランティアに参加したりしています。今まではイベントを作る仕事をしていましたが、今は自分も参加して貢献したいという気持ちが大きいです。

色んなことに興味を持って、自分の成長につなげてほしい

ー中村さんは学校を卒業してから長くRSKサービスに勤められていますが、中村さんから見たこの会社の良いところはどんなところですか?

中村:・・安定感。

ーそれだけ?笑

中村:でも本当に、そういう環境で仕事ができるありがたさはあります。それは当たり前のことではないし、それを維持するために、もっといろんなことにチャレンジしていきたいですね。 あとはやはり色んな業種の部署が集まっていて、お互いに補い合ってここまで来ていると思うので、それは強みだし、そこから思いもよらないものを生み出すチャンスがあるような気がします。

ーなるほど!逆にここは足りないかな、もっとこうしていきたいな、と考えている点はありますか?

中村:みんなが色んなことにもっと興味を持って、1つのことを掘り下げてほしいなと思います。同じものを見たり聞いたりしても、そこからどれだけのものを得るかはその人次第だし、たくさん色んなものを自分に入れていって、それを自分なりに消化して仕事に活かしていく、その繰り返しで個人としても成長するし、それは会社の成長にもつながると思うので。

ーまったく同感です。それはチームをマネージメントする立場から部下や若いスタッフに対しても伝えたい部分ですか?

中村:そうですね。もちろんそれを実践してくれている人もいます。もう少し、会社全体としてそういう意識が高まれば良いなと思いますね。

ー僕もよくインプットとアウトプットという言葉で例えるんですけど、きっとそういう意味合いですよね。日々色んなことからインプットを積み重ねて、良いアウトプットを生む、と。

中村:そう!それ! あと特に放送事業部は通勤する場所が違うから思うのかもしれないけど、部を超えて会社全体で交流するようなことがもっとあると良いですね。

ーでは最後に、これからRSKサービスに、放送事業部に、どんな仲間に加わってほしいと思いますか?

中村:実際放送やラジオに興味があってもなくても、探求心のある人・趣味や仕事で何かに夢中で取り組んだ経験がある人は魅力的だし、仕事もそういう風に追求してもらえるのかなと思うので、そんな人が加わってくれると嬉しいですね。

ーなるほど。実は他の方のインタビューでも、この質問にその答えをいただいた方がたくさんおられたんですよ。

中村:それはうれしいね!

ー今日はありがとうございました!

中村:ありがとうございました!